小谷悦夫氏は、高校時代に県展初入選し、将来を嘱望されていました。1957年(昭和32)、高等学校社会科教諭として採用され、教壇に立つかたわら金畑実先生に油彩の技法を学び、中央展・県展・市展に出品するようになりました。一方、1989年(平成元)以来今日までチャーチル会米子の幹事長を務めるだけでなく、鳥取県美術家協会設立にも関わり、2010年(平成22)から4年間会長として鳥取県美術界の発展に尽力してきました。この間、各種美術展で入選を重ね、個展にも取り組んできました。
また、出生が韓国慶尚北道であったことから韓国美術団体との交流も積極的に行い、1991年(平成3)に開始した日韓交流展は今なお続いています。1995年(平成7)定年退職後は、海外にも画題を求めて描き続けるとともに、油絵教室「ビスターレ」を開設して後進の指導に当たっています。
氏の画風は「小谷ブルー」とよばれる明るく美しいブルーの色調がすべての作品に共通しており、独自の世界観が確立されています。この度画集『旅は絵心』を発刊し、絵画人生六十年をまとめ、新たな境地へと挑戦が始まっています。
本展は、海外スケッチの旅で描かれた「羊の居る風景」を中心に油彩26点、書4点等展示しています。皆様のご来館をお待ちしています。
開催期間 | 平成27年4月29日(水)~5月25日(月) |
開催場所 | 南部町祐生出会いの館 第5展示室 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 毎週火曜日(5/5は開館し,5/6休館) |
入館料 | 一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下:無料 |
※( )内は、15名以上の団体料金 | |
問い合わせ | 南部町祐生出会いの館 TEL/FAX0859-66-4755 |
〒683-0343 鳥取県西伯郡南部町下中谷1008 |