【祭】 素朴で素敵な季節のお祭り
春
一式飾り
4月の第2土曜・日曜に、法勝寺宿では一式飾りが家々の玄関横の部屋に飾られます。明治のはじめ頃、京都から伝わったものとされており、悪病よけの祈願のために歳徳神のご馳走の意味とその年の豊作を祈願してはじめられたもののようです。日用生活用具など一種類の用具一式で作り物をつくり展示する庶民の芸術でもあり、一般の市民が行っている民俗行事として高く評価されており、町指定の無形文化財となっています。
さくらまつり
一級河川である法勝寺川をはさんで、川上に向って右手の小高い山は、法勝寺城址、左手には法勝寺の街並みが続いています。 法勝寺川土手と法勝寺城址、妙見山には、法勝寺城址周辺233本、法勝寺川土手430本、妙見山65本の合計728本の桜の木があり、樹齢は40年から55年程度とちょうど見ごろの桜となっています。毎年3月末から4月15日頃までの3週間程度が桜の見ごろで、多くの人出でにぎわいます。
夏
虫送り
南部町では今でも虫送り行事が行われており、猪小路が7月、柏尾7月、上阿賀7月、鴨部10月、掛相7月、江原7月、高姫7月などが盛んです。呼び名も「千灯篭万灯篭」などの呼び名で親しまれています。
施食会
8月初旬町内の各寺院の多くで施食会(施餓鬼)法要が営まれ、初盆の仏様とともに先祖や三界万霊の供養がしめやかに執り行われます。
歴史ある小松谷盆踊り
盆踊りは精霊の供養であると同時に、娯楽のなかった時代の庶民にとって、夏の夜の唯一の憩いと社交の場として豊かな情緒を醸し出しながら今日に伝えられています。 小松谷盆踊りは二つの由来があります。一つは本町金田地内吹屋山に居城を構えた小松氏が、領民の慰安のために盆の十七夜に居城を開放し、家臣ともども無礼講で踊り明かしたという説です。もう一つは小松城の西南、御内谷にある雲光寺で、本尊聖観音菩薩の縁日にあたる盆の十七夜に、先祖の位牌を背負った檀徒をはじめ、近郷近在の人々が集まって念仏踊りをしたという説です。現在は1966年に結成された「小松谷盆踊保存会」によって伝承され、鳥取県の無形民俗文化財にも指定されており、毎年八月十七日に御内谷雲光寺において踊られています。
なんぶ町民花火大会
20年以上に渡って続くなんぶ町民花火大会は夏の夜空を彩る南部町の名物になりました。約2,000発の花火が夜空を彩ると、夏の終わりを告げるようです。
秋
歌舞伎公演
幕末の頃大阪などの旅芸人との交流から発展して定着した法勝寺歌舞伎は、その後変遷を経て、現在法勝寺歌舞伎保存会によって伝承されています。平成15年には町の無形文化財に指定され、毎年11月のふれあい芸能inさいはくで公演されています。
富有の里まつり
毎年11月にはゲートボール大会や、全国柿の種吹きとばし大会が開催され、町内外からの多くの参加者がこられる盛大な催しとなっています。
収穫を祝う祭りの数々
申し上げ祭
平成2年に鳥取県指定無形文化財となった馬佐良の申し上げ祭は、毎年12月4日に馬佐良集落で行われます。他にも下鴨部など数集落でも行われており、収穫に感謝する民衆の心が感じられます。
冬
大晦日
南部町の大晦日は、多くの神社や寺院などで迎えることができます。趣の違う大晦日を味わうのも一考でしょう。
集落の正月を飾るトンドさん
トンド祭
正月の家々を飾った注連縄などをはずして燃やし、一年の無病息災などを祈願する祭りとして古くから行われてきたトンド(左義長)祭は、正月の5日や7日など集落によってまちまちですが、ほぼどの集落でも行われています。