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町長から新年のご挨拶

       

2023年10月04日 更新

    

 新年明けましておめでとうございます。令和2年の年頭にあたり、町民の皆様のご健勝とご活躍をご祈念申し上げます。

 新元号「令和」は「人びとが美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうです。新春にあたり、「令和」が安らかに暮らし続けられる新時代であってほしいと願って止みません。

 さて、昨年8月から10月にかけて日本列島を集中豪雨や超大型台風が襲いました。近年、災害が激甚化多発化してきており、風速50mを超える風や時間雨量100㎜、日雨量1000㎜に近づくその実態は、今や異常気象ではなく恒常化してきています。南部町でも災害に対する備えを行政レベルでも住民レベルでも考え直さなければなりません。町民の皆様には、昨年配布しました防災マップを再度ご確認いただき、これまでの経験にとらわれない災害への備えをお願いいたします。

 私たちの暮らしの中でも、気候変動に配慮した環境施策が重要になってまいります。昨年制定した第二次総合計画でめざす「人と自然が響き合い ともに創るなんぶ暮らし」を、持続可能な開発目標であるSDGs(エスディジーズ)を指針に進めてまいります。

 次世代を担う人材育成と教育環境や福祉環境整備も重要です。本年は長年の懸案であったさいはく分館の建て替えや、法勝寺高校跡地で始まった地域住民と障がい者、高齢者、子どもたちが共生する複合型の福祉施設を青年海外協力協会(JOCA)の手によって着手される予定です。昨年掘り当てた温泉の泉質は、湯冷めしにくく美肌効果と傷の殺菌効果が期待できる泉質だそうです。町民の皆様の健康管理にもぜひ利用いただきたいと願っています。

 いま人生100年時代といわれます。20代の若者たちは21世紀を丸ごと体験し、22世紀の扉を開ける世代です。地球規模での環境変動や国内の人口減少など課題の中で、私たちは今さえ良ければよいといった短期的な課題解決では次世代への責任を果たせません。

 町民お一人お一人が、日々の暮らしの中で豊かさと生活の充実を感じていただける「まち」をめざして全力で町政のリーダーシップをとって参る所存です。

 本年もどうかよろしくお願いいたします。

 令和2年元旦

                 南部町長 陶山清孝

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