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町長挨拶(令和4年)

       

2023年10月04日 更新

    

  令和4年 新年のご挨拶

 

 新年明けましておめでとうございます。令和4年が皆様にとって輝かしい年になりますようご祈念申し上げます。

 さて、新型コロナ感染症が国内流行し始めて足掛け3年を迎えようとしています。南部町では、医療関係者のご支援と町民の皆さまのご協力で感染拡大を防いできました。引き続き感染防止策へのご協力をお願い致します。なお、3回目のワクチン接種を1月22日から順次行っていきますので、この機会にぜひ接種をご検討ください。

 新年にあたりまちづくりの取り組みについてその一部をご紹介し、ご理解を賜りたいと思います。

 子育てしやすく、安全安心な保育環境の整備として、つくし、さくら両保育園の統合にむけた基本構想に着手いたします。また、保育園の運営にあたっては、これまでの指定管理者である社会福祉法人「伯耆の国」に民間移管する方針で検討に入りました。子どもたちの健やかな成長を応援し、子育て世代の皆さまが安心して保育を託せる環境整備を行ってまいります。

 近年、副業や兼業など、多様な働き方を望む方が増えています。令和4年度から本格的に始動する「しごとコンビニ事業」は、仕事を通じて一人一人が望む生き方を実現することを目的に、地域の人と仕事をつなぐ仕組みを作るものです。なんぶ里山デザイン機構と行政が連携し、働く人を求める事業所と働きたい人をつないでまいります。

 次に「フルーツロード構想」について申し上げます。南部町では特産品の梨・柿を中心に、ブルーベリー、ブドウ、いちご、メロンなど果樹栽培が広がり一年を通じてフルーツを提供できる環境ができてきました。花回廊やジェラートショップへの人の流れと農業を組み合わせ、フルーツ×観光の効果を全町に広げてまいります。

 公益社団法人 青年海外協力協会(通称:JOCAジョカ)南部事務所が、法勝寺高校跡地に建設しています施設が、本年6月にいよいよオープンします。この施設は、障がいのある人もない人も、高齢者も子どもも、多様な方々すべてを受け入れ、地域に開かれた施設をめざしています。温泉と食事処も開設される予定です。

 昨年から始まりました光ファイバー整備事業の2年目、本年は、いよいよ各家への引き込み作業に入ります。令和5年度まで順次整備を予定していますが、1日も早い完成をめざします。将来の在宅医療やバスの予約や買い物など、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための生活基盤として整備を進めていきます。また、マイナンバーカードの普及やスマホ教室などを通じて、町民の皆さんにデジタルのチカラを体験していただく機会を増やしていきますのでどうかご参加下さい。

 また、デジタルの進化はその一方で文化、環境、教育、医療など人との関わりがさらに重要になってきます。町民の皆様をはじめ、大学や企業、金融機関など多様な人材ネットワークを活用し、先進技術や知見を南部町の政策に取り入れてまいりますので変わらぬご指導ご鞭撻をお願いいたします。

 結びに、本年の干支は「壬虎(みずのえとら)」厳しい冬を越えて芽吹き始め、新しい成長の礎となることを意味するそうです。本年が長かったコロナ禍から脱し、皆様にとって希望に満ち溢れた年になることをご祈念申し上げ新年のご挨拶とします。

 本年もどうかよろしくお願いいたします。

 

  令和4年1月1日

                南部町長 陶 山 清 孝

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