学びのコラム

さまざまな体験活動が子どもを成長させる

 体験は子どもの心の成長にとても大切です。
 小さいころからのさまざまな体験を通して、子どもは感覚を働かせ、運動をし、ものをつくり、想像します。また、さまざまな体験活動を通じて家族や周囲の人々、地域や社会のために何かすることで、子どもは喜びを感じるという、人間としてごく自然なあたたかい感情がわき起こってきます。
 親自身も「学校に入ったら勉強が第一」というような誤った意識への切リ替えをしていないでしょうか。
 子どもにとってさまざまな体験がいかに大切かを認識して、ゆったりとのびのびさせましょう。

人生で大切なことは、自然の中で学んだ

 テレビやゲームなど屋内の遊びが増え、自然の中で遊ぶことが少なくなっています。安全に配慮しつつ、野外で遊ぶことを勧めたり、実際に自然の中に連れ出したりして、動植物や自然とふれあう楽しさに気付かせましょう。また、地域振興協議会などが行う地域での自然に親しむ活動に家族ぐるみで参加したり、時には親から離れて子ども1人で参加させたりしましょう。
 自然の中で遊ぶことで、驚きや感動を体験し豊かな感性を育むとともに、自然や環境を大事にする心や忍耐の大切さなどを学びます。
 南部町には、その自然を体験することができる環境がたくさんあります。
 南部町のよさを活用しましょう。

土曜日や休日に多様な活動ができる場をつくろう

 子どもの健やかな成長には、大人の力を結集して地域で子どもを育むことが大切です。そのためには、親自身も地域の大人として、地域ぐるみで子どもを育てていく姿勢を持ちましょう。
 南部町では、子どもたちの本物の体験や活動、学びの充実を図る場として、学校の土曜開校を中心に土曜日の活用を推進しています。その一つに、公民館が行っている「はんどん楽校」があリます。これは、学校ではできない体験や学びの場です。
 子どもは「地域の宝」であり、地域の力によって「より豊かな学び」が生まれます。子どもたちの真に「生きる力」の育成を図るために、多彩な活動の場を作っていきましょう。

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