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町長から新年のご挨拶

       

2023年10月04日 更新

    

新年あけましておめでとうございます。

平成31年の年頭にあたり、町民の皆様のご健勝とご活躍を心からご祈念申し上げます。

いよいよ、平成最後の年が幕を開けました。5月には新天皇陛下の即位で新たな元号も始まりますので、私もこころ新たに来たるべき時代に向けての政策を整えて参りたいと考えています。

さて、東京への一極集中が止まらず、毎年地方から12万人の若者が移住超過しています。特に、若年女性の増加が目立ち、日本で一番子育てが困難な地域に若者世代が集まる現実に、正直なところ私も地方創生の困難さを感じています。しかし、少子高齢化や農林業の衰退をただあきらめるのではなく、まだまだやらなくてはならないことやチャンスはあると思います。何より南部町には地方創生に挑戦するための人材が増えていると実感するからです。人材である、人と人をつなぎながら力と知恵を出し合い、持続可能な南部町に必要な3つの視点にしっかりと取り組んで行く覚悟です。

まず、1つ目は地域経済の振興です。人口が減少し、高齢化が進む社会では地域の中でお金が循環することが重要です。使っても使っても東京にお金が流れていく社会、地域はどんなにあがいても豊かな地域にはならないからです。お金が循環し、外からお金を稼ぐ地域づくりを進める必要があります。

2つ目は地域生活の確保です。教育や医療、福祉がなければ私たちの暮らしが成り立たず未来も語れません。年金制度や保険制度などの社会保障制度は、人口増加と終身雇用を前提に作られたシステムであり、現在の孤立化した家族を支える機能は弱まっています。多くの皆さんと連携しながら支え合える仕組み、地域共生社会をめざさなければなりません。

3つ目は地域文化の振興です。暮らしの中で文化を守り、学び続ける環境が重要です。南部町の里地里山、歴史、次世代を担うこども達の郷土への誇りと愛着を失わせてはなりません。

人口減少社会にあっても、超高齢社会であっても、南部町に暮らして良かった11,000人の町民にそう思って頂ける町政「次世代に誇れるなんぶ暮らし」をめざして本年もまい進していく所存ですのでどうかよろしくお願いたします

本年が、町民の皆様にとって健康で幸多き年になる事を祈念して新年のご挨拶といたします。

平成31年元旦

                  南部町長 陶山清孝

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