ポリファーマシーについて
2023年10月04日 更新
ポリファーマシーとは
高齢になると、加齢による身体的・精神的機能の低下とともに複数の慢性疾患にかかり、飲む薬が多くなってきます。多くの薬を飲んでいることにより、薬の相互作用や飲み間違い・飲み忘れ等により正しく薬を飲めなくなることなどから引き起こされる有害事象のことをポリファーマシーといいます。(単に薬が多いことではありません。)
ポリファーマシーを防ぐために
・お薬手帳は1冊にまとめ、飲んでいる薬の全体が把握できるようにしておきましょう。
・かかりつけ医、かかりつけ薬局(薬剤師)をもち、飲んでいる薬の情報を共有してもらいましょう。
・薬は医師の指示どおりに飲みましょう。お薬カレンダーやお薬ケースなどを活用して服薬管理するのも効果的です。
・新しい薬が追加されたり、薬が変わったりした時は、体調に変化がないか注意しましょう。
・薬を飲んでいて気になる症状(ふらつき、めまいなど)があった場合には、必ず医師や薬剤師に相談しましょう
・OTC薬(市販薬)やサプリメント(健康食品)も影響することがあります。相談の際は、お薬手帳とともにこれらの服用履歴も伝えましょう。
※下記の厚生労働省のホームページに、ポリファーマシーに対して関心を持っていただくためのリーフレット「あなたのくすり いくつ飲んでますか?」(出典:厚生労働省)が掲載されていますので、ぜひご覧ください。