南部町自死対策計画を改定しました
南部町では、健康長寿のまちづくりを通じて、誰もが自死に追い込まれることなくその力を発揮できる地域を目指すため、自死対策を総合的かつ効果的に推進するための指針として南部町自死対策計画を改定しました。
今後は、本計画に基づき、関係機関との連携を一層強化しながら、町民の皆さんが安全・安心で暮らせる地域社会を築けるよう自死対策に取り組みます。
計画の期間
南部町総合計画を踏まえ、2018年度から2028年度の11年間とします。
計画の数値目標
2028年度まで、自死者数が毎年0人を目指します。
計画の内容
計画の内容は以下の通りです。
パブリックコメントの結果について
令和5年12月に募集したパブリックコメントについて、以下のご意見をいただきました。
いのち支える南部町自死対策計画中間評価(案) パブリックコメントに提出されたご意見とそれに対する町の考え方 | ||
1 | ご提案・ご意見(要旨) | |
P14 第3章 自死対策の取り組みについて ・自殺未遂の前になぜ引きこもっているかという自殺はしていないけど社会に出れない人や仕事はしているけど、両親はまだ生きていて、これからわからない人等(非正規だけど、両親が年金をもらってて生活は困っていない人) これから生活保護になるかもしれない人たち(自死をへらすために)を救済する方が大きいと思う。(情報提供) ・児童生徒のSOSの出し方に関する教育について 本当にSOSがほしい生徒は声をあげれていないかもしれない。 特に中学生だと順番に嫌がらせがまわってくることもあるので、それを客観視して気持ちを分散できるような考え方を教えるというか、道徳の中でも教えてもいいと思う。そのうえで、心に壁をつくらないようにできるにはどうするか、それは先生も分かる人がいたらいいなと思う。中学生の時にできたからこそ思う。 |
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町の回答 | ||
・P17~22 各種相談窓口を引き続き周知していきます。 ・P22 児童・生徒が心の健康を保持に係る教育やSOSの出し方に関する教育を受ける機会を設けます。 |
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2 | ご提案・ご意見(要旨) | |
P8 第2章 地域自殺プロファイルの資料をみて。 P9 第2章 地域自殺プロファイルの資料をみて。 有職同居(男性)…もともと金銭面のことや家族間の問題がある可能性あり。⇒借金関係なら法テラスへ、家族間の問題なら話せるような環境へ。 無職独居(女性)…金銭面ならポイ活とか、他にもどうにかなる方法を提案。あとは話せたり、できる人の環境づくり。 話すことが苦手な人もいるから、それは地域の人が見つけて声かけを行ってストレスや悩みをいいやすい環境へ ⇒とても難しいなら運動ややりがいを見つけるよう手助けを。 トータルで考えると 介護の問題、金銭面、将来の不安、人につながりの問題だと思う。 介護のことは健康福祉課にきいたりということを情報提供していかなきゃ。 金銭面、将来の不安、人とのつながりはファイナンシャルプランナーだったり、それぞれの専門家に不安をなくすために提案をした方が楽になると思う。前向きになる提案。 |
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町の回答 | ||
P17~22 上記同様、生活背景に合わせた各種相談を情報共有できるように努めます。 |
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3 |
ご提案・ご意見(要旨) | |
P14 第3章 自死対策の取り組みについて ・40代男性の自死が多いのは仕事で追い詰められてと言う人が多いのではないでしょうか。職場の人間関係とか、上司だけでなく部下からのパワハラとか中間管理職の人が追い詰められているのではないかと思います。自死対策では企業の取り組みが欠かせない。もっと企業の上の人が問題として取り組むべきだと思います。 |
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町の回答 | ||
P16 企業への啓発のとおり実施していきます。 |
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4 | ご提案・ご意見(要旨) | |
P7 就業状況別自死者割合 ・有職者の方より無職の方が多いという事からも、低所得でお金の無い人に、過度な請求をしてしまっているというもの一つの原因ではないでしょうか。 私も役場の税務課、上下水道室などの過度な請求をされた経験があります。水は命に関わるものです。それを役場の職員が止めるというのは、言語道断と言わざるを得ないと思います。役場の職員は町民目線で仕事をするのではないのですか? こういう、役場からの過度な請求、特に低所得でお金がない人に過度な請求をする。ヤミ金の取り立てのような言動は自死につながる事もあると思います。 |
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町の回答 | ||
役場では、分納等の相談も受けております。 また社会福祉協議会等の生活相談もご紹介させていだだいております。 今回、ご不快を与えてしまったことに関しましては、職員の対応等、適切かつ丁寧な説明を心がけるよう努めます。 |
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5 | ご提案・ご意見(要旨) | |
P24 重点施策案について ・私も10数年前に自死を決意したことがあります。結局実行できませんでしたが…。 そして数年前に同級生を自死で無くしております。 まずは間違ったコロナ禍の施策の反省から入る必要があると思われます。非科学的な事を依頼し、人々を孤立させたのは間違いありません。無理かもしれませんが、公の場でその間違った施策について謝りましょう。 親子、家族もですが、町と町民に対しても信頼関係が無いと何も改善できないと思います。 可能であれば、このような文字入力ではなく、腹を割って話す事の出来る場があれば、私は参加させて頂きたいと思います。 本当に町の子どもたちのために改善をよろしくお願いします。 |
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町の回答 | ||
未曾有の事態の中、コロナ禍では行動規制などの対策を取らざるを得ない状況がありました。 悩みを抱えた方が孤立しないように、支え合う地域づくりを目指していきます。 また、相談窓口の周知等を行い、相談できる体制づくりを行います。 |
すこやかの相談窓口について
いのちを守る相談窓口一覧
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