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第2回スマート農業技術実演会が開催されました

       

2023年10月04日 更新

    

令和2年10月6日(火)、(株)福成農園が経営する水田で、令和2年度第2回目のスマート農業技術の実演会が開催され、最新の機器を活用した農作業の実演が行われました。

 

                        多くの関係機関が参集

 

スマート農業技術の開発・実証プロジェクト

~農業の「ユニバーサルデザイン化」・「データの見える化」を目指して~

 農作業の精度を高め、効率的な作業を行い省力化を実現するために、ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用しする農業をスマート農業と呼びます。

 令和2年度、生産者をはじめ鳥取県や機械メーカー、町が共同してさまざまな実証事業に取り組みます。熟練者ではなくてもできる均質な農作業(ユニバーサルデザイン化)や適切な管理の基礎により裏付けされた栽培体系づくり(データの見える化)など新しい農業の経営モデルを展望し、年間を通じてさまざまな実演やデータ集積を行います。

 収穫時期にあたる今回は、食味・収量コンバインによる収穫作業や収穫作業から得られるデータ集積、自動操舵システムを活用した小型乗用管理機による白ネギの土寄せ作業、アシストスーツを活用した米袋の運搬作業の実演が行われました。

1 食味・収量コンバインによる収穫及びデータ集積

 食味・収量コンバインに搭載された食味センサが収穫作業と同時に籾の水分含有率やタンパク含有率を、収量センサが米・小麦などの収穫重量を計測します。

 さらに、計測したほ場毎のデータがコンバインから経営管理システムに自動的に送信され記録されます。これにより、ほ場毎の特性を把握することができ、次年度の施肥設計など栽培管理に活用することができます。

                       見た目は普通のコンバイン

                    コンバイからデータを集積

2 自動操舵システム

 衛星からの測位情報と、通信会社等の基地局が発信する補正情報(RKT測位)を受信し、これを機械のハンドルなどに連携させることで自動で機械を操作します。熟練者でなくても精度の高い作業が可能になるうえ、操縦するオペレーターの疲労軽減にもつながり作業効率の向上が期待されます。

                  自動操舵による走行(手放しでも大丈夫)

 

3 アシストスーツ

 農作業で重たい荷物を持つ時の腕や腰の負担をサポートします。ウインチによる荷物の上げ下ろしの機能や、荷物を持って立ち上がるときの腰や太もものサポートで、長時間の作業による身体的な負担を軽減します。 

 

(実証活動に協力いただいている(株)福成農園のコメント)

 どの機械もすばらしい。機械を使いこなしていくという課題はあるが、「だれでもできる農業」を目指して、この先も新しい機械や取組を取り入れていきたい。

 

 

実証活動の様子は随時、HPや広報に掲載します。詳細をお知りになられたい方は、役場産業課までお知らせください。

お問い合わせ

産業課

窓口:天萬庁舎 2階( 庁舎案内

電話0859-64-3783

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