南部町内でスマート農業技術の実演会が開催されました
令和2年5月28日(木)、(株)福成農園が経営する水田で、スマート農業技術の実演会が開催され、最新の機器を活用した農作業の実演が行われました。
多くの関係機関が参集
スマート農業技術の開発・実証プロジェクト
~農業の「ユニバーサルデザイン化」・「データの見える化」を目指して~
農作業の精度を高め、効率的な作業を行い省力化を実現するために、ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用しする農業をスマート農業と呼びます。
令和2年度、生産者をはじめ鳥取県や機械メーカー、町が共同してさまざまな実証事業に取り組みます。熟練者ではなくてもできる均質な農作業(ユニバーサルデザイン化)や適切な管理の基礎により裏付けされた栽培体系づくり(データの見える化)など新しい農業の経営モデルを展望し、年間を通じてさまざまな実演やデータ集積を行います。
田植え時期にあたる今回は、直進キープ田植え機による田植えと直進ガイダンスシステムを活用した代かきの他自動操舵システムによる白ネギ植え付け用の溝堀りが実演されました。
1 自動操舵システムによる白ネギ植え付け用の溝堀り
衛星からの精度の高い位置情報を活用し、これをトラクター等の操縦ハンドルに連携させることで自動運転を可能にするシステムです。高い精度で溝堀りの直進が保たれるので、後の栽培管理が効率的になるものと期待されます。
自動操舵で直進走行する様子
(オペレーターのコメント)
運転に余裕ができるのでストレスが緩和されます。また、運転に伴ういろいろな確認作業の精度もあがるので、精度雄のたかい溝堀りと合わせて全体として生産性の向上が期待できます。
2 直進キープ田植機による田植え
これもGPSの位置情報を活用するシステムです。田植え機の直進走行をキープするよう自動でハンドルを操作します。作業中に苗の植え付け状況や肥料の使用量を確認することもできるので作業効率が向上します。
田植も自動操舵による直進で整然と行われる
3 直進ガイダンスシステムを活用した代かき
GPSで取得した位置情報が車内モニターに表示されるので最適な経路により作業行うことができます。代かきの場合でも、モニター上で通過した経路を確認しながら均質で効率のよい作業を行うことができます。
車内モニターで通過した場所を確認しながら代かきを行う
令和2年度に様々な機器を活用した農作業の実演が予定されています。その都度、ホームページ上で概要お知らせします。詳しくは、南部町役場産業課までお問い合わせください。