平成27年度 水道事業会計決算報告書
平成27年度の南部町水道事業は、災害時にも安定的に水道水を供給できるライフラインとしての機能向上を図るため、簡易水道と上水道の統合の推進や水道施設の強化に取り組んできました。
経営面では、近年の人口減少(南部町では前年度と比較して給水人口で128人の減少)で給水収益の増加が見込めない状況が続く中、老朽化施設の増加により修繕費などの年々増加する経費をまかなうことが出来なくなってきています。平成27年度決算では経常利益が4,138千円、当期純利益が4,138千円となっていますが、これは簡易水道の高料金対策に係る繰入金8,000千円が例年に無いものとして収入されているためです。今後、水道料金の見直しや経費の節減、事業の効率化により経営の安定化・健全化を図る必要があります。