地域学校協働活動推進事業
子どもたちを取り巻く環境
子どもたちを取り巻く状況を考えてみましょう。
学校においては・・・いじめや不登校、貧困など、課題はより複雑で困難なものとなっています。
一方、これからの社会は・・・急速な発展により、予測不能な未来がくることが予想されています。
子どもたちは様々な課題を解決しながら、生き抜かなければなりません!
そこで、文部科学省では、2020年からの新しい学習指導要領を作成し、そのための法制度の整備や地方自治体への財政支援などを行っており、保護者や地域の方々と学校が協働して子どもたちの学びを支える取組を推進しています。
「誰かが何とかしてくれる、のではなく、自分たちが『当事者』として、
自分たちの力で学校や地域を創り上げていく。
子どもたちのために学校を良くしたい、元気な地域を創りたい、
そんな『志』があつまる学校、地域が創られ、そこから、子どもたちが自己実現や地域貢献など、
志を果たしていける未来こそ、これからの未来の姿である。」 (注)
【平成27年12月の中央教育審議会の答申(注)のまとめを引用】
「これからの未来の姿」の実現には、 学校のみならず、家庭や地域、企業やNPOなど、多様な人々や団体・機関がパートナーとして連携・協働していくことが重要です。 それにより、子どもだけでなく、大人も地域も、みんな元気になるのです!
地域学校協働活動とは
「地域学校協働活動」とは、地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体・機関等の幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動です。
子どもの成長を軸として、地域と学校がパートナーとして連携・協働し、意見を出し合い学び合う中で、地域の将来を担う人材の育成を図るとともに、地域住民のつながりを深め、自立した地域社会の基盤の構築・活性化を図る「学校を核とした地域づくり」を推進し、地域の創生につながっていくことが期待されます。例えば、子どもたちが地域に出て行って郷土学習を行ったり、地域住民と共に地域課題を解決したり、地域の行事に参画して共に地域づくりに関わるといった活動が挙げられます。
【文部科学省】地域学校協働活動推進事業概念図(PDF)
地域学校協働活動推進員
地域と学校の連携・協働を推進するために不可欠なのは、「地域学校協働活動推進員(コーディネーター)(以下「推進員」という。)」です!推進員は、地域と学校の連携・協働の推進に当たって重要な役割を果たします。
- 地域と学校との連絡調整、情報の共有
- 地域学校協働活動の企画、調整、運営
- 地域住民への呼びかけ など
平成29年3月には、法律(注)が改正され、推進員等の学校運営に資する活動を行う方を学校運営協議会の委員として追加するなど制度の見直しが行われました。また、推進員の方々を法律に位置付けられた存在として、教育委員会が委嘱できることになりました。推進員の方々は、地域学校協働活動のみならず、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)においても重要な役割を担っていくことが期待されます。
地域住民等を良く知り、学校関係者とも円滑にコミュニケーションがとれる推進員が地域と学校との間を調整することで、地域と学校がパートナーとして協働することができます。
地域と学校の連携・協働体制構築事業
南部町において本事業に対して定めた目標および評価は以下の通りです。
南部町の地域学校協働活動推進員設置状況
南部町教育委員会では各学校に推進員を委嘱し、総務・学校教育課に協働活動統括推進員を配置しています。
- 西伯小学校 1名
- 会見小学校 1名
- 会見第二小学校 2名
- 法勝寺中学校 1名
- 南部中学校 1名
- 教育委員会 総務・学校教育課 1名
南部町のコミュニティ・スクール
令和6年11月に全戸配布したチラシです。