再生神話って?
1.遠い昔、出雲の国に大国主(オオクニヌシ)という神様がいました

大国主にはたくさんの兄神がいましたが、彼らはとても乱暴者で意地が悪く、優しい大国主はいつもひどい目に合わされていました。
ある日、「因幡(いなば)にヤガミヒメという、美しい姫がいる」という噂を聞きつけた兄神たちは、結婚を申し込むために因幡へ旅立つことにしました。遠い道のりを旅するための重い荷物を大国主に押し付けると、兄神たちは意気揚々と旅立っていきました。
2.因幡の白兎伝説

喜んだ兎は「ヤガミヒメは、あなたを結婚相手に選ぶでしょう」と予言をしました。すると兎の言うとおり、ヤガミヒメは兄神たちではなく、優しい大国主を夫に選びました。
3.大国主(オオクニヌシ)の死

4.母の深い愛により甦った大国主(オオクニヌシ)

(注記)※このときまだ大国主はオオナムヂ(大穴牟遅神)と名乗っていましたが、混乱を防ぐためこのサイトではオオクニヌシ(大国主)で統一しています。
再生神話をアニメでご覧いただけます
再生神話の舞台 赤井岩神社と清水井
大国主(オオクニヌシ)再生神話の舞台とされるのが、鳥取県南部町にある赤猪岩神社です。ここには赤い猪として落とされた岩が今でも残されており、丁寧に奉られています。
また、この赤猪岩神社の近くに、ウムギヒメがオオクニヌシを甦らせるために使った水を汲んだ地が清水井として今も残っています。
また、この赤猪岩神社の近くに、ウムギヒメがオオクニヌシを甦らせるために使った水を汲んだ地が清水井として今も残っています。
山陰には大国主(オオクニヌシ)ゆかりの神話がたくさん残っています
死から蘇った大国主(オオクニヌシ)は、その後の数々の試練にも負けず、小人の神さまスクナヒコナとともに薬や農耕などを人々にもたらして立派な国を作り、国造りの神として人々に崇め、敬われました。
大国主の国造りにまつわる数々の神話は、南部町をはじめ山陰地方に多く残されています。
大国主の国造りにまつわる数々の神話は、南部町をはじめ山陰地方に多く残されています。